01、<<イントロダクション>> いつ頃から始めたか忘れてしまいましたが、おうちのSS-classic に SunOS4.1.4を入れてからの環境構築をすっかり忘れないうちに書き留めて おこうと思いここにnoteします。 ご承知のように SunOS は Solaris と違ってバイナリが用意されていません ので、最初ソースをもらってきて 付属の cc でコンパイルしなくては いけません。その後、gcc がインストールされたら、gcc で再度構築する といいかも知れません。 <ちゅうい> おうち環境では基本的に free なソフトは /usr/local/src に展開して make し make install で バイナリ を /usr/local/bin に置くようにしています。 /opt や /tmp など違った場所で展開、make する方は適詮、読み替えて下さい。 パスなどもご自分の環境に合わせて通しておいて下さい。 お分かりと思いますが、プロンプト % は一般ユーザーでのログインで rootになると # としています。 お使いの環境と違う場合は読み替えて下さい。
02、<<SunOS4.1.4のインストール>> 必要なものを集めます。 CD-ROMメディア、CD-ROMドライブ、SS 本体を用意します。 type4 キーボードなら右上の電源スイッチを入れ、boot-ROMモニタが 立ち上がったら、boot cdrom でCDROM bootできますので # が出たら suninstall とたたき、その後のインストーラーの質問に 答えていけば OS のインストールは完了します。 full install してしまえば、すべて入ってしまいます。 ちょっと手抜き説明ですが、そんなに難しくないので。。。この辺で。 SunOS4.1.4 = Solaris1.2 のOSメディアの入手について よく質問メールを頂きますが、最近秋葉のjunk屋さんで目にします。 青い箱に入って 大体 3k円くらいで売ってます。 どこのjunk屋さんなら確実にあるか? っていうのはちょっと その時じゃないと判りません。なんせjunk屋さんですから。
03、<<SunOSちょっとしたメモ>> たまにしか使わないので、忘れやすい事をここにメモっておきます。 a. ファイルをコピーするときに tar を使うとファイルオーナーや パーミッションがそのままできたりファイルシステムを またぐようなコピーができるので便利です。 % tar cvf - ./* | ( cd コピー先dir ; tar xvf - ) 例えば、/usr/aaa 以下を全て /usr/bbb へコピーしたい場合は % cd /usr/aaa % tar cvf - ./* | ( cd /usr/bbb ; tar xvf - ) b. CDROMのマウント(なんでか結構忘れます。) OSが dev/sr0 を認識してるかどうかは オープニングメッセージ または dmesg で確認する。 /cdrom ディレクトリがあることを確認する。 % su してから # mount -t hsfs -o ro /dev/sr0 /cdrom c. vacation の使い方 そのアカウントでメールをしばらく読まない時や 自動応答させたい時などに使えます。 ~$HOME/.forward を作成し、以下の一行を記述をする。 \username, "|/usr/ucb/vacation username" vacation コマンドにて ~$HOME/ に応答用 .vacation.msg を 作成する。 % vacation とするとEDITER で指定してある エディタが 起動してメッセージ内容を聞いてくるので答える。 % vacation -I でスタート そのアカウント宛てに別のアカウントからメールを送って 自動応答されるかチャックする。
031、<< 参考にさせて頂いてるWEBページ >> インストールに関しては大変参考になるWEBがいっぱいありんすが 特に機種が多く、インストール量が半端ではないところが日刊インストーラーのあやむらさんのページです。 なんで、こんなにマシン持ってるんだろう という疑問は置いといて、とにかく いつも参考にさせて頂いてます。(多謝感謝)
04、<< make 一発でできるGNU便利ツールこまごま >> 以下のツール類は make 1発でできる(たぶん)ツールです。 大物を入れる時に使うと便利なものや必ず必要になるもの などですからあらかじめ入れておきましょう。 中には何に使ってるかよく判ってないのもありんすが。。。。 まずは定番から。 A.gzip-1.2.4 これが無いとフリーソフトはインストールできないでしょう。 取ってくるアーカイブは拡張子 .tar になってるものを取ってきます。(^.^;; gzip-1.2.4.tar です。まちがっても .gz は取ってこないように。(判ってますよね。) % cd /usr/local/src などとして、そこに取ってきたアーカイブを置き。 % tar xvf gzip-1.2.4.tar % cd gzip-1.2.4 % ./configure % make % su して # make install (インストールログを採っておく時は |& tee install.log を付ける) B.tar-1.12 OS標準のtarに比べて z option が指定できるなど機能が多い アーカイブは tar-1.12.tar.gz % cd /usr/local/src などとして、そこに取ってきたアーカイブを置き。 % gzip -dc tar-1.12.tar.gz | tar xvf - % cd tar-1.12 % ./configure % make % su # make install (インストールログを採っておく時は |& tee install.log を付ける) /usr/local/bin に実行ファイルが置かれるので、OS標準のtar と区別するために # ln -s /usr/local/bin/tar /bin/gtar とか # ln -s /usr/local/bin/tar /usr/local/bin/gtar として GNU tar を使う時は gtar にすると 標準 tar と区別できて便利かも知れない。( 私はそうしてる ) C.binutils-2.8.1 これより先に textinfo をインストールしておく。 どうやら textinfo に入ってる makeinfo を使うらしい。 アーカイブは binutils-2.8.1.tar.gz % cd /usr/local/src などとして、そこに取ってきたアーカイブを置き。 % gtar -zxvf binutils-2.8.1.tar.gz % cd binutils-2.8.1 % ./configure % make % su # make install (インストールログを採っておく時は |& tee install.log を付ける) 以下、まったく同じ要領です。( 手抜き ) D.flex-2.5.4 E.gawk-3.0.3 F.groff-1.10 G.libg++-2.7.2 H.make-3.75 I.patch-2.3 J.sed-3.0 K.textinfo-3.9 L. less も必要かも。
05、<< 結構大物の gcc のインストール >>(時間が掛かると言う意味で大物) 初めての gcc の場合は当然ですが 標準 cc を使っての make なので その辺の書き換えが必要になります。 あと、デフォルトのMakefileではインストール時に makeinfo が必要に なるので textinfo を先にインストールしておきます。 ( Makefileのmakeinfoをechoなどに書き換えて避ける事もできますが ) アーカイブは gcc-2.8.1.tar.gz です。 % cd /usr/local/src などとして、そこに取ってきたアーカイブを置き。 % gtar -zxvf gcc-2.8.1.tar.gz % cd gcc-2.8.1 としてINSTALLなどにあるドキュメントを読む。これを読めばもうOKです。 % ./configure 一発でも行くと思いますが、心配性な方は % ./configure --build=sparc-sun-sunos4.1.4_JL --prefix=/usr/local などとします。 最初は標準の cc を使う訳ですから % make CC=cc LANGUAGES="c c++" (makeログを採っておく時は |& tee make1.log を付ける) ~~~~~~c++ も作りたいので付けておく コンソールにエラーが無いのを確認して % make stage1 次に今できた stage1 コンパイラで stage2 コンパイラを作るので % make CC="stage1/xgcc -Bstage1/" CFLAGS="-g -O2" (makeログを採っておく時は |& tee make2.log を付ける) コンソールにエラーが無いのを確認して % make stage2 次に今できた stage2 コンパイラで stage3 コンパイラを作るので % make CC="stage2/xgcc -Bstage2/" CFLAGS="-g -O2" (makeログを採っておく時は |& tee make3.log を付ける) stage2 と stage3 の比較 % make compare stage3 のインストール % su # make install CC="stage3/xgcc -Bstage3/" CFLAGS="-g -O" (installログを採っておく時は |& tee install.log を付ける) 確認 % gcc -v などとやって今構築したバージョンのgcc か確かめておく
6、<< perl のインストール >> perlは結構いろいろなところで、使われるので必須アイテムです。 CF でも使われているし。。 使ったアーカイブは perl5.004_04.tar.gz です。 使ったパッチは jperl5.004_04-980303.pat です。 両方ともに ftp から採ってきて /usr/local/src などに置く % gtar -zxvf perl5.004_04.tar.gz % cd perl5.004_04 に移動して以下のようにソースにパッチを当てます。 % patch -p1 < ../jperl5.004_04-980303.pat % rm -f config.sh % sh Configure とするといろいろ質問をしてきますので、答えて(ほとんどデフォルト) 行きます。 一応、出来上がった config.sh を確認して % make % make test % su # make install で出来上がりです。 一応、 perl -v などとしてバージョンや当てたパッチなど確認して おきましょう。
とりあえず必要なものってこのくらいでしたっけ? あとは作業用マシンとしてならエディタもviだけじゃなんなんで muleも欲しいところですね。muleを入れるとなると X11R6.X も 入れて ウィンドウマネージャーもなんとかして。。。。となりますので それは別途。。。書こう。。 それでは ふろ〜む しんたろ@茨城県境町の空のしたより ∩ ∩ ( ̄。 ̄)..zzZ E-mail 〜(_ x _) URL http://www.shin.nu/