00、<<イントロダクション>> 一部ご要望にお応えして、SPARC CLASSIC ( SunOS4.1.x )へNISサーバーを 立ち上げた時の記憶を読み起こしてみます。 動機はNISを使いたいからでは無くて単に DNSを引かせたいからだったのです。 もうすでに頭部細胞から忘れてしまいそうなので、テキトーな事を書いてる かもしれないです。 それと、後にセキュリティホールがある事を知ったので、私はNISをやめました。 現在は別途ページに書いた resolv+ による共有ライブラリを入れ替えてDNSを 引かせています。 01、<< 準備 >> SunOS4.1.x をインストールする時にNISを使うか選択してなければ /var/yp ディレクトリや /var/yp 以下の必要なファイルが無いと 思います。確認してもし無ければ、OSのCDROMからインストールします。 # cd / # /usr/etc/install/extract_files sr0 root -f ./var/yp とやれば、extract_files が CDROM を mount までしてくれます。
02、<< Makefile の変更作業 >> /var/yp/Makefile の変更 makedbm 関係 10行目付近で #B=-b --> B=-b # をはずす。 B= --> #B= # を付ける。 70行目付近で $(MAKEDBM) $(B) - $(YPDBDIR)/$(DOM)/hosts.byaddr; の行を $(MAKEDBM) - $(YPDBDIR)/$(DOM)/hosts.byaddr; にする。
03、<< PASSWD ファイルへの追加 >> /etc/passwd への追加 /etc/passwd の最後の行に +:*:0:0::: を追加する。
04、<< NISドメインの設定 >> NISのドメインを設定する。 # domainname NIS_DOMAIN NISのドメイン名は通常のドメイン名と別に付けた方がよいとの ことなので、別の名前をつける。
05、<< defaultdomain の変更 >> /etc/defaultdomain を変更する。 もしくは /etc/defaultdomain が無ければ作成する。 NISドメイン名を書く
06、<< rc.local 変更作業 >> /etc/rc.local ファイルの変更 Run NIS only if we have a set domainname のセクションにて ypxfrd; の行が コメントアウトされているので # をはずす。 数行後の echo '.' の前に if [ -f /usr/etc/rpc.yppasswdd -a -d /var/yp/$dname ]; then /usr/etc/rpc.yppasswdd /etc/passwd -m passwd; echo -n 'yppasswdd' fi を追加する。
07、<< NIS データベース作成 >> ypinit でNISデータベースを作る。 # cd /usr/etc/yp # ./ypinit -m をやると途中質問に答える箇所がある。 適切に質問内容に答えると NIS マップが作成される。 以上で、リブート後に マスターNISサーバーが立ち上がっているです。 これで DNS が引けない場合は makedbm の -b option を付け忘れた 可能性がありますので、 /var/yp/Makefile を確認して # cd /var/yp # rm hosts.time # make hosts をします。 それでは ふろ〜む しんたろ@茨城県境町の空のしたより ∩ ∩ ( ̄。 ̄)..zzZ E-mail 〜(_ x _) URL http://www.shin.nu/