DynaBook SS3410へのインストール
00、<< イントロダクション >> いまどきの薄型B5ノートっていうのを入手した。 なんだってまあ、こう小さくて薄いんだろう。 手のでかい僕にはキーボードが小さすぎなのだ。。 せめて TP560X くらいならば。 これはほんとうは全然違う目的で必要だったわけで でもって、カミさん用に Windows98 + MS-OFFICE なんてのが入っていたりする。。。。 でも、これに Linux を入れてみたくなるのも 人情ってもんだあ < ヲイヲイ (^^; 今回は ThinkPad560X の時や その前の諸々の時と違って 本来の目的が違うのでWindowsをばっさりって訳にはいかず デフォルト6GB をまんま Winに使っていた領域をfips で 3GB+3GB に仲よく分けた。。 ほんとうは Win領域は 1GBくらいに減らしたいところだけど 前述のカミサン使用の MS-OFFICE なんかが入ってるので 泣く泣く 3GB にした。 TurboLinux WS6.0 はおまかせで インストールすると 最初から全部で 1.2GB以上入っちゃう、しかも Emacs や Sylpheed など入ってない状態。 だからなるべく多くの領域が欲しいんだけどなあ。。。 DynaBook SS3410 の簡単なスペック CPU Celeron400Mhz Memory 64MB --> 128MB へ増設 HDD 6GB --> そのまま VideoChip Trident Cyber9525DVD 1024x768 16Bitで表示可能 デストリビューション TurboLinuxWS6.0 ブートマネージャー booteasy を MBR へ DynaBook SS3410 での問題点は FDD が USB ということで インストールフロッピーが2枚あるディストリビューションでは 2枚目を読んでくれない。 そこで dosutils 以下を DOS 領域へコピーして DOS を US モードで起動し、loadlin を使って インストーラーを動かす。。 でわ、例によって忘れっぽいので 健忘症対策の作業の覚え書きです。 01、<< 作業開始 >> 前述のように SS3410 は USB FDD なので ブートフロッピーでは なく、DOS領域にコピーした loadlin からインストーラーを 立ち上げるので、そのコピーを windows で行う。 c:\linux とか作って、そこへ dosutils 以下を入れておく。 その後、MS-DOSモードで起動しなおし、us コマンドで モードを変え、インストーラーの起動用バッチ autoboot.bat を叩くとインストーラーが起動する。 後は画面を見ながらやれば 問題なし。。。(^^)こりゃ簡単。。 02、<< PCMCIAカードの認識 >> 問題になるのは、デバイスを自動で認識できなかった場合 だが、標準的な構成なら(特に動作実績のあるノートなど) ほとんど一発のはず。 おうちのPCMCIAのメルコのLANカードも一発でした。 おうちで一発で認識したPCMCIAカード一覧 --------------------------------------- 種類 メーカー 製品名 LAN メルコ LPC2-T (じつにあっけなく。。) モデム MICROCOM TravelCard28.8P (じつにあっけなく。。) モデム NTT DoCoMo DATA/FAX CARD9600M2 (大抵の携帯電話に使用可。遅いけど これもあっけなく接続。。) おうちで手作業で認識したデバイス一覧 ---------------------------------------- 種類 メーカー 製品名 LAN corega Ether2 PCC-T (じつは購入時に箱にLinux対応とか書いてあったのだが 一発では認識せず、/etc/pcmica/config の中の Allied Telesyn AT-2800 の項目をコメントアウトした。 どうやらmanfidがぶつかっているらしい。 あ! OEMだな。これ。) これから試す予定のデバイス一覧 ---------------------------------------- 種類 メーカー 製品名 CF CARD ADAPTER NTK ??? (これはSanDiskのCF-MEMORY64MBの 読み書きのために使う。) 03、<< メモリの認識 >> TP560X と違ってさすがに新しいマシンだけあって メモリも増設分合わせて 128MB を一発認識。。。。 なので、何もすることがない。 /etc/lilo.conf もそのまま。。 04、<< Xの設定 >>SnapShot
DynaBook SS3410 のグラフィックチップは Trident社の Cyber9525DVD で これは正式には XFree86 4.0.1 からの サポートドキュメントに載っていたが、 XFree86 3.3.6 のドキュメントには無い。。。 そのかわりに Cyber9525 ( DVD 無し ) が あったのでこれを使うことに。 インストーラーの続きで始まる turboxcfg では 何回やっても X は立ち上がらなかった。 基本に返って、XF86Setup でやってみると あっけなく OK ! しかも最初から 1024x768 16Bitカラーなのだ。 とゆーことで インストーラーで行う設定は飛ばして 一通りインストールが終わってから root になって XF86Setup と叩いた方が幸せになれる。(と思う) できあがった XF86Config そのままでは、遅くて使い物にならない ので、Section "Device" へ VideoRam 2560 Option "accel" を追加する。 05、<< カーネルのアップデート >> デフォルトのカーネルにはバグがるので、ここで当然アップデート ソースからのリビルドはすでに こちらで書いたので ここは rpm なんて使って見る。 TLJ のftpサーバーから必要なupdate 版をすべてもらってきて ( ここでは kernel-2.2.16 を ) 適当な( /tmp とか ) に置き root になって # rpm -Uvh --force --nodeps kernel-headers-2.2.16.i386.rpm # rpm -Uvh --force --nodeps kernel-source-2.2.16.i386.rpm # rpm -Uvh --force --nodeps kernel-2.2.16.i386.rpm # rpm -Uvh --force --nodeps kernel-ibcs-2.2.16.i386.rpm # rpm -Uvh --force --nodeps kernel-pcmcia-2.2.16.i386.rpm # rpm -Uvh --force --nodeps kernel-utils-2.2.16.i386.rpm # rpm -Uvh --force --nodeps kernel-BOOT-2.2.16.i386.rpm # rpm -Uvh --force --nodeps kernel-doc-2.2.16.i386.rpm と叩く。 2000.11.17 -Uvh のところは -ivh として 別途新規に展開した方が 安全かもしれない。 うまくいったのを確認してから、古い方を消せばいいのだから。 SCSIのHDDなどから起動しようとしてる場合は # mkinitrd -f /boot/initrd 2.2.16 などとしてRAMディスクイメージを作る。 /etc/lilo.conf の内容がそのままでよければ # /sbin/lilo として # /sbin/shutdown -r now と再起動する。 これで新しいカーネルにアップデートできた訳だが パッケージのままでは標準のどでかいカーネルのままで なんとも悲しい限りである。 やはりここでもう一度、リビルドせねば気がすまないでしょ。ね。ね。 root になって /usr/src/linux/configs/ 以下にある.config の元になる ファイルを適当に拾って、../.config へコピーする。 # cd /usr/src/linux/config # cp kernel-2.2.16.config ../.config # cd ../ # make menuconfig # make dep;make clean # make bzImage # cp arch/i386/boot/bzImage /boot/vmlinuz-2.2.16-2 /etc/lilo.conf を編集して元もとのvmlinuz を old に 今作ったvmlinuz を newにして、デフォルトも new で # /sbin/lilo んで大丈夫なら # /sbin/shutdown -r now 06、<< メールとかニュースとかに使う >>SnapShot
linux が入ったんなら、メールやニュースに 使いたいでしょ。 もちろんWEBもだけど、TLWS6.0にはブラウザは 元々Netscape4.61が入っているので、事足りる。 でもこの辺のバージョンは、Java 関係がやばいので 設定でJavaは切っておいた方が吉でしょう。 んで、メールですが、Sylpheed というすばらしい GUI ベースのメーラーがあるんですが、これを ノートの800x600で使うのはちと辛いかも。 というのはTP560Xでのお話でして、SS3410は 1024x768 なのでそれほど、辛くはないです。 でも最近のトレンドですからWanderlustを 使ってみようということで、インストールしてみました。 なお、私はXEmacs は使いなれていないので、Emacs で 使うようにインストールしました。 TurboLinuxWS6.0にはなんとも、デフォルトではEmacs は インストールされておらず、XEmacs だけでした。 なので、Emacsで使う人は別途あらかじめEmacs を インストールしておく必要があります。 06-01)必要なものを集める。 以下は当時の最新バージョンです。 なるたけ新しいものの組合せにしましょう。 apel-10.1.tar.gz flim-1.13.2.tar.gz wemi-1.13.7.tar.gz(semiのかわり) wl-1.1.1.tar.gz 06-02)インストール作業 上記で集めた材料を/usr/local/src などに 置いて順番に展開してmake する。 % gzip -dc apel-10.1.tar.gz|tar xvf - % cd apel-10.1 % su # make install |& tee install.log # exit % cd ../ % gzip -dc flim-1.13.2.tar.gz|tar xvf - % cd flim-1.13.2 % su # make install |& tee install.log # exit % cd ../ % gzip -dc wemi-1.13.7.tar.gz|tar xvf - % cd wemi-1.13.7 % su # make install |& tee install.log // If mule then make install EMACS=mule # exit % cd ../ % gzip -dc wl-1.1.1.tar.gz|tar xvf - % cd wemi-1.1.1 % make % su # make install |& tee install.log # exit 06-03)設定する ~/$HOME にある .emacs を編集する(なければ作る) ~/$HOME に .wl を作る ~/$HOME に .addresses を作る ~/$HOME に .folders を作る 06-04)使う % emacs -nw kterm などからEmacsを起動する。 M-w wl Emacs 上で Wanderlust を起動する。 フォルダモード サマリーモード メッセージバッファ ドラフトバッファ -------------------------------- 以降は現在、余暇を見て執筆中です。 しばしお待ち下さいませませ。m(_ _)m -------------------------------- 07、<< 音楽を聞くのだ。 >>SnapShot
このノートマシンはメール読み書きやWEBや 文書書き、Palmware のデバッグなどに 使う予定のクライアントなんで、息抜きに 音楽でも聞きたいですね。 近頃は小さいMP3 ファイルを入れておけるから 便利です。 さて SS3410 には YAMAHA AC-XG Audio という サウンドチップが使われていて、これは 最新alsasound の Intel8x0 のドライバが必要です。 TurbolinuxWS6.0 のデフォルトのalsasound は 少々古いので、新しいものに入れ換えます。 07-01)必要なものを集める 07-02)インストールする 07-03)設定する 07-04)使う -------------------------------- 以降は現在、余暇を見て執筆中です。 しばしお待ち下さいませませ。m(_ _)m -------------------------------- 08、<< Mpegとかのビデオを見るのだ。 >>SnapShot
mpeg ファイルならそれほど大きくないし ノートに入れて持ち歩けるので、見れると 便利と探していたら、便利なのがありました。 シェアウエアですが MpegTV Player を使ってみました。 X上でなんとも、見ため通り動いてくれます。 08-01)必要なもの 08-02)インストール 08-03)使う -------------------------------- 以降は現在、余暇を見て執筆中です。 しばしお待ち下さいませませ。m(_ _)m -------------------------------- それでは ∩ ∩ ( ̄。 ̄)..zzZ E-mail 〜(_ x _) URL http://www.shin.nu/